大丸用水・周辺散策現地見学③コース(JR稲田堤駅~JR登戸駅)


歴史・自然・文化・環境をさぐる用水と多摩川流域「大丸用水・周辺散策」現地見学③コース(JR稲田堤駅~JR登戸駅)が、10月14日(土)に実施されました。くもり時々日が差す秋空で散策に相応しい陽気でした。一般市民の方15名(内小学4年生1名)の参加がありました。

コースは稲田堤駅を出発し、南武線沿いに流れる菅堀流路を進み、中野島用水合流~新三沢川合流~二ヶ領用水交差~布田の草堰~稲荷神社(南堀)~砂川堀と北堀(中野島用水)合流~長念寺~登戸稲荷社~登戸駅東側多摩川合流地点~JR登戸駅に至る約6kmのコースです。

新三沢川合流以降の二ヶ領用水までの大丸用水空堀を除く、どの流路も豊富な水量があり果樹・田畑などの用水利用などが見られた。

参加された皆さんはガイドを熱心に聴講、メモをしたり、現風景・史跡の写真を撮ったりと楽しく有意義な散策ができたのではないでしょうか。多摩川の流域の変遷や地名、和紙などの文化などについての中世や江戸期に残る絵図や古文書による解説は大いに参加者からため息が漏れるほど好評であった。写真は集合場所での散策留意事項についてのアナウンス、中野島堰二ヶ領用水取水口から草堰付近での多摩川流域に纏わる解説、住宅沿いを流れる大堀(中野島用水)、長念寺本堂での小林住職による解説です。



大丸用水・周辺散策現地見学②コース(JR稲城長沼駅~JR矢野口駅)


歴史・自然・文化・環境をさぐる用水と多摩川流域「大丸用水・周辺散策」現地見学②コース(JR稲城長沼駅~JR矢野口駅)が9月30日(土)実施されました。残暑の日を遮るくもり空でしたが散には良い日でした。一般市民の方11名の参加がありました。

コースは稲城長沼駅傍を流れる新堀流路~川崎街道と道標~葎草橋碑~喧嘩口~箱樋~雁追橋~菅堀・新掘合流点~イチョウの木供養塔・馬頭観音石塔群・矢野口渡船場跡に至る約4kmのコースです。

用水の水量も多く、どの流路も豊富な水量があり果樹・田畑などの用水利用などが散見されました。

参加された皆さんはガイドを熱心に聴講され、メモしたり、現風景・史跡の写真を撮ったりと楽しく有意義な散策ができたのではないでしょうか。写真は大丸用水菅堀流路の素掘り(下新田津島神社至る街道沿いの用水、神社の脇を流れ果樹園・田畑潤す用水)と多摩川土手にある矢野口の渡し跡です。

尚、本イベント終了後に矢野口駅から南武線稲城長沼までの(番外コースの)道のりを希望者のみで散策しました。途中にわか雨に見舞われコンビニでの傘購入等のハプニングがあったのですが無事に稲城長沼駅にたどり着きました。

大丸用水・周辺散策現地見学①コース(JR南多摩駅~JR稲城長沼駅)


歴史・自然・文化・環境をさぐる用水と多摩川流域「大丸用水・周辺散策」現地見学①コース(JR南多摩駅~JR稲城長沼駅)が6月10日(土)実施されました。時折薄日も差す絶好の散策日より、一般市民の方12名の参加がありました。

コースは大丸用水堰~分量樋跡~菅堀・押立分岐~菅堀・新堀分岐片~但馬稲荷神社(休憩)~雁追橋~押立堀素掘~旧川崎街道に至るコースです。用水の水嵩も多い時期、豊富な水量の用水堰をはじめ稲作などの用水利用なども散見され、参加された皆さんはガイドの話しを聴いたり、メモしたり、思い思いの現風景を写真に収めたり、楽しく散策ができたのではないでしょうか。写真は大丸用水堰附近の多摩川土手、分量樋跡後の菅堀に架かる掛樋辺り、菅堀に沿った散策路です。

基礎講座「多摩川流域における用水の果たした役割」の開催


5月27日(土)本年度事業、「多摩川流域における用水の果たした役割」についての基礎講座が神奈川県立歴史博物館館長望月一樹氏を迎え、多摩区市民館4階第1会議室にて実施されました。15名の一般市民の方が参加しました。

講座は多摩川の流路の変遷の話しから始まり、多摩川の左岸・右岸の用水の概要、更に右岸川崎市側の用水、大丸用水・二ヶ領用水ついて、当時の絵図や配布資料などを活用しながらのとてもわかり内容でした。

今NHKTV放映の「どうする家康」の開府前後の用水・治水開拓、「あさどら」の横浜外人居留地に関わる話もあり大変興味深い講座となりました。講演終了後、会場からは定刻を延長するほどの質問が数多く出され、活気のある、実のある講座となりました!